美容に無関心だった私が、“コスメコンシェルジュ”になるまで
はじめに:実は「美容に無関心」だった私
実は、つい最近まで「美容が大好き!」というタイプではありませんでした。
今でこそSNSでコスメのことを発信したり、「コスメコンシェルジュ」の資格を取得したりしていますが、ほんの少し前までは、“こだわりのない普通の人”だったと思います。
幼いころはアトピー体質で、母が気を遣って化粧品を選んでくれたり、手作りしてくれたり、皮膚科に連れていってくれたりしていました。
でも、当の本人である私は、正直まったく興味がなくて。
大人になってもそのスタンスは変わらず。お花の形をした可愛い化粧品に憧れはあったけれど、それはまるで“異世界の宝物”。手に取ることさえできませんでした。
「化粧品なんて、どれを使っても同じでしょ」
そんなふうに思いながら、敏感肌用のスキンケアを、その時お得に買えるものから選んでいたくらい。
メイクもずっと同じものを、何年も使い続けていました。
そんな私がある日、ホットペッパーでたまたま見かけた「肌診断」ができるサロンに、なんとなく足を運んでみたんです。
さらに、流行していたパーソナルカラー診断も受けてみて――
そこから、少しずつ。そこから、少しずつ。気づけばコスメ沼に、するすると――。
肌診断と出会って知った、自分のこと
肌診断では、思っていた以上に自分の肌の状態が数値で見えることに驚きました。
「Tゾーンがテカリやすいから脂性肌だと思ってたのに」
「こんなに水分が足りてないの・・・?」
結構ショックだったんです。
自分の肌に自信こそないものの、そんなに肌状況が悪いわけではないと思っていました。
30代からの悩みとしてよく挙げられる、シミ・しわ・たるみを感じたこともなかったから。
それが、同年代の平均的な肌以下として数値で示されたわけです。
適当に”なんとなくで”スキンケアやメイクをしていたのだから、今考えれば当然なのですが・・・
その時の私にはえらくショックで・・・(笑)
そんな発見が重なって、これまで“なんとなく”で選んでいたスキンケアに、初めて「意味」を感じるようになったんです。
それから少しずつ、「どうしたら今の肌をもっと整えられるだろう?」と考えるようになりました。
肌に合いそうなアイテムを調べたり、実際に使ってみて比べたり。
使い心地や成分の違いに気づくたびに、「なんだか楽しい」と思っている自分がいたんです。
SNSで美容アカウントを作ったのも、その延長でした。
情報収集のために始めたアカウントでしたが、気づけば、同じようにコスメが好きな人たちとつながっていました。
“もっと知りたい”がきっかけで、資格を取ってみた話
最初は、「コスメコンシェルジュ」という資格の存在すら知りませんでした。
美容アカウントを始めたことで、日々コスメやスキンケアの情報に触れるうちに、「あれ、私って実は何も知らないのかも…?」と気づく場面が増えてきたんです。
「この成分が肌にいいらしいよ」
「コスパ最強はコレ!」
「今買うなら、デパコスより韓国コスメやドラコス!」
楽しいと思って始めた情報収集ですが、SNSは情報の洪水で、調べれば調べるほど情報の海に呑まれ、疲れてしまうこともありました。
そんな時に出会ったのが「日本化粧品検定」でした。
肌悩みに合った成分や、商品選びのコツ。好きで使っている化粧品の背景を知りたくなって、なんとなく調べた中で存在を知りました。
正直そのときは、「国家資格でもないし、受からなかったら恥ずかしいかも…」なんて思いながら、1級と2級を同時に受けてみることにしました。
運よく一発で合格。
でも、受験勉強の中で「化粧品って、こんなふうに肌に働くんだ」とか、「“なんとなく”選んでいた成分にも、ちゃんと意味があるんだ」という発見がどんどん増えていって。
それまで“感覚”だけで選んでいたスキンケアやメイクに、根拠と理解が加わっていくことで、気づけば化粧品がますます好きになっていました。
その延長線上で、化粧品検定の上位資格である「コスメコンシェルジュ」、「化粧品成分検定」にも挑戦。
勉強していくほどに、どんどん“楽しい”が深まっていったんです。
資格を取って気づいた、“わたしの肌”との向き合い方
資格を取得し、協会に加入したあとは、会員向けのWebセミナーやイベントにも参加するようになりました。
すると、「楽しい」「もっと知りたい」という気持ちだけでなく、
「こんな成分があるんだ」「こんなアプローチ方法もあるんだ」と、化粧品への理解がどんどん深まっていったんです。
同時に、それまで意識してこなかった「自分の肌」にも、改めて目を向けるようになりました。
たとえば、「肌悩みは特にない」と思っていたのに、先述の肌診断での気づきと学びを通じて「実は乾燥しやすいのにテカりが出てしまう“インナードライ”だったのかも」とか、「目元のくすみ、これも肌悩みって言っていいんだ」とか。
“悩みがなかった”のではなくて、
“悩みと認識していなかっただけ”なんだ。
——これは、肌診断や成分の学びを通して気づいた、私にとっていちばん大きな発見だったかもしれません。
そうやって、自分の肌の状態を言語化できるようになっていくうちに、選ぶスキンケアやメイクにも変化が出てきました。
「なんとなく」から「理由があって」選ぶようになったことで、以前よりも自分の肌と向き合う時間が楽しくなったんです。
スキンケアは、未来のわたしへの手紙かもしれない
なんとなく始めた肌診断から、気づけばコスメの勉強をして、資格まで取っていたなんて——
あの頃の私に言ったら、きっと驚かれると思います。
だけど今では、毎日のスキンケアが「未来のわたしを大切にする時間」だと思えるようになりました。
誰かに発信したいほどの自信は、まだないかもしれない。
でも、「知らなかったことを知って、選べるようになること」そのものが、私にとってはすでに宝物です。
これからも、少しずつ。
未来の肌も、心も、ちゃんと好きでいられるように。


コメント